2015年七夕祭りステージ

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2015年7月23日

一宮七夕まつり初日の今日、iビル特設ステージにてフラメンコを踊らせていただきました。

天候が心配でしたが、ありがたいことに夕方出発するころには雨があがっていました(^_-)-☆

 

フラメンコ教室アンダルシアの出番は今日のラスト、19時30分。

ちょうど日が沈んで真っ暗になる頃でした。

 

お客様も結構な人数の方が座ってみえました。

準備を終え、舞台を見に来てくれた懐かしいお友達とお話ししたりしているうちに出番がきました!

 

今回はCD音源での舞台です。

プログラムはこんな感じでした。

 

1・オープニング~セビジャーナス

カスタネットを使い、賑やかに!

 

2・フラメンコ教室アンダルシアの定番ルンバ!

フラメンコ教師になって初めて振り付けた曲で、10年以上やっています。

 

3・ガロティン

NATSUMI ソロで踊らせていただきました。

帽子を使ったコケティシュな曲。

 

4・ファンダンゴ・デ・ウエルバ

こちらもルンバに続いて長くやっている曲です。

 

5・カラコレス

生徒さん2人が踊りました。

練習の成果が出て、息もピッタリ!

 

6・フィナーレ ~セビジャーナス

帽子やアバニコ(扇子)も使って華やかに!

 

今年の七夕祭りも楽しく踊らせていただき、感謝です♪

皆さま、ありがとうございました!

 

 

フラメンコのコンパス~その2

みなさんこんにちは♪

フラメンコ教室アンダルシアのブログへようこそ!

前回に引き続き、フラメンコのコンパスのお話しをしていきましょう。

フラメンコは指揮者もおらず、また楽譜を使わずに、ギター、歌い手、踊り手の3者がどのように曲を理解しているのか?

ということでしたね。

 

~♬~☆~♪~♬~☆~♪~♬~☆~♪~♬~☆~♪~♬~☆~♪~♬~☆~♪

 

フラメンコを演じる人々の共通の理解となるのが、前回からお話しさせていただいて「コンパス」なんです。

例えばアレグリアスを踊る時は、伴奏のギタリストさん、歌い手さんにこのように伝えます。

(構成は一例です)

「最初はカンテ・サリーダをお願いします。カンテ・サリーダが終わったら舞台中央に移動して

ジャマーダをします。ジャマーダは2コンパスあります。ジャマーダの後すぐに1唄入ってください。

1唄が終わりましたら2コンパス弾いてください。そのまま足に移ります。

足はこんな感じで締めますのでお願いします。

ジャマーダをしますので2唄をください。1コンパス唄ったらレマーテを入れます。

2唄終りでジャマーダをしますので、締めてください。

シレンシオは11コンパスあります。終りの2コンパスでスピードを上げてください。

ジャマーダをしたらエストリビージョの唄をください。

ジャマーダをしたら締めて、一回コンパスを切ってください

エスコビージャは私から始めます

スビーダは4コンパスです。そのままブレリアに移ります。

ブレリア唄は1つでレマーテなしです。

舞台下手(しもて)のほうにはけていきますので、お願いします。」

 

ざっとこんな感じでお伝えすれば、思った構成どうり伴奏してもらえます。

ジャマーダとか、レマーテとか専門的なスペイン語がたくさん出てきましたが、

これらの説明はまた後の機会にさせていただくとして、今回はコンパスの説明をしましょう。

 

オレンジ色で示した部分は、曲の中で何をやるかコンパスを使って長さを説明しているところです。

2コンパスというと、

1・2・3・4・5・6・7・8・9・10・11・12

1・2・3・4・5・6・7・8・9・10・11・12

これだけの長さがあります。

その間ギターの基本的な伴奏を弾いてもらうとか、その間決まった足のリズムを打つというときに使います。

面白いことに、40コンパスやります、とか100コンパス続けますのでよろしく、などと言うことはありません。

プロのフラメンコダンサーは足技の部分がすご~く長いことはありますけど、そんな風には伝えていないです。

数えるの大変ですからね!

そういう時は、終わる時はこんな風にやるからコンパスを切ってくれ!という感じにお伝えするはずです。

そう、緑色で示した部分がその例の使い方です。

1・2・3・4・5・6・7・8・9・10・11・12 (動作で示す)

1・2・3・4・5・6・7・8・9・10 ←締め

アレグリアスの場合、締めは10です。

ひとつかふたつ前のコンパスで次に締める約束の動作を示しておくと、

お約束通り、10で弾くのをやめてくれます。

 

順番が前後しましたが、足技などまとまった動作をする時には、

で示したような使い方をして、コンパスの位置を伝え、テンポなどの変化をつけると良いでしょう。

ちょっと難しい話になってきましたね。

もちろんフラメンコ練習生の皆さんは自分で説明できなくても先生が伝えてくれるので大丈夫です。

それでも、わかっているほうがいいですよ(^_-)-☆

 

最後に、ピンク色で示したような使い方をする時です。

「エスコビージャ(足を使ったリズム部分)は私(ダンサー)から始めます。」

というくだり。

1・2・3・4・5・6・7・8・9・10・11・12

エスコビージャに入る前、コンパスが切れていて無音の状態になっているとします。

誰かが音を出さなければなりませんよね?

「せーの」と言うわけにもいきませんし。

ダンサーから始める場合は、例えばコンパスの下線で示した部分、1・2・3・までを足音を出したら、

それを聞いてギターやパルマ(手拍子)の伴奏者が4あたりから入ってくる、ということです。

もちろんギターからはじめて、後でダンサーが入る場合もあります。

 

このように楽譜がなくても、また指揮者がいなくても、

ダンサー、ギター、歌い手、パルマが一丸となって一つの曲を演じることができるわけです。

 

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フラメンコを踊るためにはコンパスの理解が非常に大切です。

フラメンコ教室アンダルシアでは各クラスの課題曲について、単純に振付を覚えるだけではなく、

コンパスを理解できるように指導させていただいています。

文章で書くと難しそうに感じられてしまいますが、

歌うようにアクセントをつけて数えるだけなので、

いちど覚えてしまえば簡単ですよ♪

 



フラメンコのコンパス~その1

フラメンコ教室アンダルシアのブログでは、フラメンコ練習生の方に役立つ基礎的なフラメンコの知識や情報などを提供していきたいと思います。

フラメンコを習い始めた方に少しでもお役に立てましたら幸いです。

ご質問などありましたら、コメント欄からご連絡ください♪

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今回はフラメンコにとって最も重要な概念である「コンパス」についてお話ししていきましょう。

「コンパス」とは簡単に言うとフラメンコのリズム形式です。 方向を調べる「コンパス」と同様、フラメンコのコンパスも回転します。

つまり、コンパスには始まりと終わりがあるということです。 コンパスは数字を使って数えていきます。

 

1・2・3・4・5・6・7・8・9・10・11・12 これは1で始まり、12で終わる形式のコンパスです(以後12のグループと呼びます)。

ソレア、アレグリアス、ブレリアなどがあります。

 

次は、 1・2・3・4・5・6・7・8 これは1で始まり、8で終わるコンパスの形式です(以後8のグループと呼びます)。

タンゴ系の曲種がこのグループになります。

 

最後に、 1・2・3・4・5・6 1で始まり、6で終わるコンパス形式(以後6のグループと呼びます)。

セビジャーナス、ファンダンゴ・デ・ウエルバがこのグループです。

 

このようにフラメンコの曲種ごとにコンパスの種類が異なり、グループ分けが出来ます。

終わる数字がグループごとに違いますね?

終りの数字まで行ったら、また始まりの数字に戻りますので、回転するという表現をしました。

はじめの数字から終りの数字までを<1コンパス>と数えます。

例えば4コンパスだったら、1から終りの数字まで4回繰り返すということですね。

ここまでお分かりいただけましたでしょうか(^^)

 

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さて、お次はコンパスの中でアクセントがどのように置かれているか、 そして<コンパスの締め>の意味についてお話しします。

どの種類のコンパス形式にも、基本のアクセントがあります。 12のグループのアクセントはオレンジ色の数字のところがアクセントになります。

1・2・・4・5・・7・・9・10・11・12

そして、締めは10と決まっています。 次のコンパスに続くときは12まで進んでよいのですが、曲の終りや、一時停止するときは必ず10です<締め>。

8のグループのアクセントはこうです。 ・2・3・4・・6・7・8 (基本形) 締めは7です。

6のグループ(セビジャーナスの場合) ・2・3・・6 締めは4です。

実際には曲種によってテンポも全然違いますし、裏拍も入ってきますから、アクセントが移動したりして もっとバリエーションが豊かになります。

 

ところで「コンパス」ってすごく便利なんです!

フラメンコでは基本、楽譜を使いません。 フラメンコは一人で演じるものではないですよね!

ギター、カンテ(唄)、パルマ(手拍子)のバックのメンバーと踊り手が一体となって一つの曲を演じるわけです。

楽譜を使わずに皆さんどうやって曲を理解しているのでしょう?

続きは次回!